第3回 将棋電王戦 第1局 観戦記(筆者・先崎学)
三月に入り各クラスの順位戦が次々と終って、いよいよ第三回電王戦の開幕である。将棋界に歳時記というものがもしあれば、電王戦は名人戦と並んで春の季語としてすっかり定着した感がある。
朝、眠い頭と体で会場の有明コロシアムに入ると、いきなり菅井が明るい顔で出迎えてくれた。一番先に対局者に会うというのは妙な気分である。肩を叩いて「頑張れよ」という。普段の対局では相手も同業者なのでいくら親しくてもこういうことはいわないのが業界でのマナーなので、これは電王戦ならではのことだ。菅井は「はい、全力を尽します」と答えた。「練習は随分したの」と訊くと「はい、95勝97敗です」と即答されのけぞった。200局ちかく指したというのはすごい局数である。
http://news.nicovideo.jp/watch/nw995987
少し前に熱心な将棋ファンから菅井先生がソフトに負けて今日はヤケ酒だというメールが来て返答に困る。自分の中では結構前から人間がソフトに挑戦しているという図式なのだが。だからこそ見ていて興奮するようなレベルの高い将棋をただただ期待しています。
— 西尾明 (@nishio1979) 2014, 3月 19
菅井五段の誤算は"イメージと事実の差"「第3回将棋電王戦」第1局 - 進化を遂げた習甦の強さ
激動の一日だった。
3月15日、プロ棋士とコンピュータとの5対5の団体戦「第3回将棋電王戦」の第1局が東京・有明コロシアムで行われ、将棋プログラム「習甦(しゅうそ)」が菅井竜也五段に勝利した。
第1局の決着、第2局PVの発表。仕事が一段落して会場の外に出たときには23時を過ぎていた。改めて長い戦いだったと実感する。同行者と一日の出来事についてとりとめもなく話しながら、どこか満たされない気持ちがある自分に気づく。
普段の対局にあって、将棋電王戦にないものがある。感想戦だ。対局者同士が一局を振り返り、どうすべきだったかを省みる時間。第1局の内容は、はっきり言ってしまえばコンピュータの完勝だった。素人目には人間のどこが悪かったのか見当もつかない。だが、調べれば敗因は出てくるはず――それが知りたかった。
http://news.mynavi.jp/articles/2014/03/19/denou/
○ 北浜健介 中村太地 ● 棋聖戦
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http://www.shogi.or.jp/kisen/kisei/85/hon.html
羽生善治 山崎隆之 竜王戦1組 竜王戦△将棋道場
渡辺 明 藤井 猛 竜王戦1組 出決 竜王戦△将棋道場
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http://www.shogi.or.jp/kisen/ryuuou/27/1hon.html
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